【救急車】クソ救急要請のせいで救えなかった命・・・ なぜ医療者は救急車有料化を望むのか。

こんにちは!

昨日は研修医の先生たちをつれて焼肉に行きました。

煙がモクモクで、席がベトベト。トイレも和式という昔からある店なんですが、バリうまでした!

サウナ状態なので予想以上のスピードでビールが進み、話も弾みました

研修医らが日々救急外来で頑張っている話を聞いて、大変だなぁ~と思ったと同時に、よく自分もあんなことできたなと思いました(笑)

そんな中、自分が研修医の時に経験した、とある救急外来での出来事を思い出したので、最近の救急車シリーズの〆として書こうと思います。


それはとある平日のことでした。

当院は救急指定病院であり、比較的軽傷な1次から2次救急患者だけでなく、3次救急(すぐに治療しなければ生命に危険が及ぶ)の患者の受け入れができます。

基本的にどんな救急要請も不応需をしない病院なので救急外来の病床が埋まるまでは救急車を受けます。

その日は平日なのにとても忙しく、18床ある救急外来がパンク状態でした。

全員が馬車馬のように働いて、患者さんを診ては入院か帰宅、診ては入院か帰宅を繰り返していました。

やっと1床空いた時に、ほぼ同時に2件の救急要請がありました。

①80代女性、本日昼頃からの胸部不快感と呼吸苦、バイタル(血圧、心拍数、呼吸数など)は安定
②80代男性、病院近くの高速道路での交通事故(一報目、詳細不明)

両方とも3次救急として考える必要がありました。

①はバイタルが安定しているものの心筋梗塞、急性心不全、肺塞栓症などを考える必要があります。

②は交通事故であり、まだ第一報目。救急隊が接触していないので詳細は分かりませんでした。

受入れが可能なのは1名だけだったので、救急医の先生方が話し合って①を受け入れることにしました。

5分後に救急車が到着。

レオらは心電図や心エコー、採血の準備をしてスタンバっていましたが、到着したのはケロッとした顔のおばあちゃん。家族もなんかパッとしない感じのおじいちゃんと嫁?だったような気がします。

病歴を聞いてみんな呆れました。

「昨日の夜から喉が痛くて、今日ちょっと熱っぽくて息がしにくい」とのことでした。

結局その後検査で異常はなく、「ただの風邪」と診断して歩いて家に帰りました。

もう一方の交通事故がどんな感じだったかは今となっては分かりません。

ですが夕方のニュースで事故は取り上げられており、死者が出たようです。

そのおじいちゃんだったのか・・・違う人だったのか・・・もし当院に運ばれてたら助かってたのか・・・たまに考えることがあります。

これはあくまでとある救急外来でのとある1例にすぎませんが、似たようなことは日本中で起きていることでしょう。


日本の救急車は病院までの無料タクシーです。

「緊急」だから使うのではなく、「便利」だから使われています。

ひどい人だと、救急車に乗って帰りたいと言う人もいます。

そもそも超高性能の特殊車両で、訓練された専門科である救急隊が3人出動する救急要請が無料て・・・おかしいと思いませんか?

Uber Eatsですら料金が多めにかかるのに。

有料化したら必要な場合でも受診しない、いわゆる「受診控え」が生じるんじゃないか?それで状態が悪化して亡くなる人もいるかもしれないだろ!

と高齢者や救急で食ってる消防庁のお偉いさんとかは言うかもしれません。

でもそれもおかしくない?

入院して治療するのにもお金かかります。

救急車で病院まできて入院が必要になったら、「有料だから入院したくない」という人はいないでしょう。アメリカじゃないんだから。

どのみち体調崩したらお金がかかるんです。それでも受診しなければいけない事態に陥ったら、お金なんて考えずに受診します。

受診控えが生じると思うなら、同じ理屈で日本の医療費を全例タダにするべきです。自己負担0割の。

そんなことできるわけないです。だから救急車だけタダってのがおかしいんです。

ちなみに実は救急車はすでに無料ではなく、極少量のお金をもらっています。小学生のお小遣い程度の額です。

皆知らないだけ。

ただそれだけでは圧倒的に足りないので、もっと徴収すべきなのです。そうじゃないと国民は止まりません。

救急車有料化が適切な額で周知されるようになったら、レオが研修医の時に経験したクソみたいな症例が少しは減ると考えます。

救急車で実際に入院が必要な重症例は8%前後です。残りの92%は、救急要請する前に一回ゆっくり考える必要があると思います。


レオが就職したばかりの病院の食堂のラーメンは、トッピングが自由でした。コーンやネギ、ワカメとかありました。

ですが皆が節度なくトッピングしまくったせいで、そのサービスは終了しました。好きだったのに・・・

救急車無料のサービスも、間もなく終わると思います。

あぁ~

3日連続で救急車の話して疲れました。読者も疲れたでしょ?(笑)

明日からもうちょっと楽しいこと書きます!

To be continued