【救急医療】救急の現場は研修医が回してるって知ってた? 連休の救急外来は患者も医療者も地獄でしかない。

こんにちは!

今日は休日の日当直で病院に来ています。

8時半から17時まで働いて、17時から8時半まで働きます。

つまり24時間勤務です!(笑)

そして、正式な勤務でない日もありますが、もうかれこれ20日連続で出勤しています!

明日の朝終わるので、もう3週間毎日病院に来ています。(笑)

世間はお盆休みだというのに・・・


そう、お盆休みなので救急外来が爆発しています!!

毎年大型連休は近所の開業医さんがお休みになるので、みんな救急病院へなだれ込んできます。

なのでこの時期は救急外来にいつもより多くの研修医を導入して、頑張って回しています。

さっき研修医からよく分からないコンサルテーション(専門科への相談や診察依頼、入院の申し込みなど)がありましたが、かなり的を外していたので、優しく助言してあげました。

0時からの患者数は70を超えており、夜は基本もっと増えるので、このペースだと150は行きそうです。

連休初日から大変だな・・・頑張れ研修医たちよ!


救急外来が研修医だらけってのは一般の人にはあまり知られていないことですが、事実です。

テレビドラマでは美男美女の救急専門医が日々難しい症例や災害の対応を行っていますが、そんな病院ないです。

そもそも日本は平和な国なので、ドラマの様なヤバい状態にはめったになりません。自然災害はあっても、事件やテロなどは基本的にありません。

だから普段は「発熱」とか、「頭打った」とか、この時期だと「脱水」とかをみてます。

体温37.6℃?!早くロキソニン持ってきて!早く!!!

前も書きましたが、実際の救急外来のほとんどは軽傷で重症例は9.4%です。救急外来から入院する人は受診者の2割程度なので、語弊があるかもしれないですが、研修医で十分なのです。

厚生労働省の調べによると平成27年度の救急外来受診者数は1830万9471人だったそうですが、日本救急医学会に登録されている専門医は10111人しかいません。実際に現場で働いてる数はそれよりもっと少ないはずです。

救急医も休日は必要ですし、24時間働くわけにはいかないので、当然救急外来にいない時間帯や、いない日もあります。

患者数に対して専門医だけでは 圧倒的にマンパワーが足りないのです。

そこで!経験は足りないけど、体力が有り余っている研修医が大活躍するということです(笑)

大抵の病院は一人二人救急医がいて、重症例をみたり、研修医に助言するかたちで働いています。


まぁ、患者さんからしたら研修医には診てもらいたくないでしょうね。レオも研修医には診てもらいたくないです。

誰もが最高の医療を受けたいのは当然ですが、世の中そんなにうまくできていません。

どんな達人も最初は初心者なのです。大成功するまではいくつもの失敗を重ねていきます。

どんな天才外科医も最初は右も左も分からない研修医ですし、iPS細胞の山中先生とか「クソ研修医」として有名だったようです。

命を預かる仕事をしてる以上、失敗は許されるべきではないのですが、米倉涼子でもない限り「失敗しない」医療を常に提供できる病院なんてこの世に存在しません。

自分が病気やケガをしたとき、どうなるかは正直「運」次第だと思います。

たまたま病院に運ばれた先で、研修医に対応されて予期せぬことがあったとしても、それはもう、

「運が悪かったね」

としか言いようがないです。

極端な話し、100人の重症者が出るほどの災害があったとして、その都市が同時に対応できる患者数が50だったとしたら、残りの50人は死ぬかもしれません。

医療従事者も頑張っておりますが、物理的に無理なものは無理なんです。10倍速く働いたら10倍多く仕事ができるわけじゃないんです。

不足してる医師がすぐ増えることもないし、増え続けてる患者数がすぐ減ることもないです。

日本は衰退していく国なんです。常に最高の医療をタダで受けられるような国ではないんです。

だから連休にちょっと病院に行きたいっていう人は、それを理解したうえでお越しください。

元気いっぱいな研修医達が貴方をお待ちしております(笑)

To be continued