【認知症予防】認知機能は滑り台と同じ!より高い所から滑るほうが長く楽しめる!

みなさんこんにちは!

暑っついですね!

レオは毎日自転車で通勤しているのですが、暑すぎてしんどいです・・・

でも実は、その暑いのがちょっと好きだったりします(笑)

夏はいいなぁ~


レオの病院では数ヶ月に一度「症例検討会」というものがあり、大学の名誉教授がありがたいお話をいろいろ教えてくれます。

この教授はつい最近米寿を迎えたばかりの年齢なのですが、頭がキレッキレで怖いです。

自分が現役であったときの症例まで詳細に覚えており、「こういう疾患ではこう見たらいい、過去にこういう例があったので試すと良い」などと教えてくれるので、とても勉強になります。

見た目はデコピン一発でくたばりそうな小柄でよぼよぼなおじいちゃんなのに、話も面白く、知識が膨大です。

正にスターウォーズに出てくる

「マスター・ヨーダ

ようだ!(笑)

ごめんなさい・・・

ダメ、診察考えすぎたら。使う、フォース、患者さんを感じる。

では何をすればヨーダ先生のようにいつまでも元気な脳を維持できるのでしょうか?

やはり老後も趣味や読書などに没頭し、認知症予防をするのが大事なのか?

そんな、老後の認知機能維持についての論文を引っ張り出しました:

”Intellectual engagement and cognitive ability in later life (the “use it or lose it” conjecture): longitudinal, prospective study.”
”知的活動の参加と老後の認知機能(“使うか失くすか”の推測)”:縦断前向き研究”

一般的に知的活動を継続することによって加齢に伴う機能低下を相殺することができると信じられてます。

「脳トレ」とかちょっと前に流行りましたね。

でもこれって実はあまり研究されていなかったようです。

実際に青年期までの知的活動がその後の人生における平均的な認知機能向上につながることは今までに示唆されていいますが、高齢者において知的活動の継続が加齢に伴う認知機能低下にどのように影響するかははっきりしていない のです。

  • 1936年生まれのスコットランドの高齢者で、10歳の時に受けた知能テストの結果がある人たちを対象としました。
  • 498人参加し、65歳から4回認知機能に関するテストを15年間の間に実施し、最終的に残った96人で評価した
  • 結果女性の方が男性よりテストの点数がよかった
  • 知的活動を好むかは、幼少期の教育と本人の能力に相関していた
  • 知的活動を好む人の方がテストの点数はよかったが、経年による低下率は有意差がなかった

という結果になりました。

つまり年取ってから慌てて脳トレやら趣味やら読書やら始めたところで、認知機能低下のスピードには変化がなく、それまでに積み立てた分が低下していくことが分かりました。

なので元からいっぱい知識や能力を持つ人は、相対的に認知機能低下が遅くなるということです。

認知機能を滑り台に例えると

「知能レベルが高い人も低い人も傾斜は同じ滑り台にのっているが、知能レベルの高い人の方が高い所から滑り始めるので、認知機能低下が目立つまでの時間が長い」

ということになります。

ヨーダ先生の滑り台は、きっととんでもなく高いんでしょう。

毎日仕事終わったらテレビ見たり、ゲームしたりしてる人は要注意です!

いつまでも若々しい脳でいたいのであれば、なんでもいいので新しい技術を学んだり、問題を解いたりする習慣を若いうちにつける!それが大事です!

ということで、レオは症例検討会へ行ってきます!

一緒にフォースの訓練を頑張りましょう!(笑)

To be continued

今日の訳ですぞ:

Abstract(一部省略)
OBJECTIVES: To examine the association between intellectual engagement and cognitive ability in later life, and determine whether the maintenance of intellectual engagement will offset age related cognitive decline.
RESULTS: Intellectual engagement was significantly associated with level of cognitive performance in later life, with each point on a 24 point scale accounting for 0.97 standardised cognitive performance (IQ-like) score, for processing speed and 0.71 points for memory (both P<0.05). Engagement in problem solving activities had the largest association with life course cognitive gains, with each point accounting for 0.43 standardised cognitive performance score, for processing speed and 0.36 points for memory (both P<0.05). However, engagement did not influence the trajectory of age related decline in cognitive performance. Engagement in intellectual stimulating activities was associated with early life ability, with correlations between engagement and childhood ability and education being 0.35 and 0.22, respectively (both P<0.01).
CONCLUSION: These results show that self reported engagement is not associated with the trajectory of cognitive decline in late life, but is associated with the acquisition of ability during the life course. Overall, findings suggest that high performing adults engage and those that engage more being protected from relative decline.
概要(一部省略)
目的:知的活動への参加と老後の認知機能の関連性を調べ、知能の維持が認知機能低下を相殺するか検証する。
結果:知的活動は老後の認知機能に大きく関与していた。問題解決行動が最も生涯の認知機能向上に役立っていた。だが知的活動は認知機能低下率に有意な変化をもたらさなかった。老後になってからの知的活動の参加は、幼少期に受けた知的刺激に相関しており、学習内容や能力と挿管していた。
結論:これらの結果から知的活動は老後の認知機能低下率に影響は及ぼさないが、生涯獲得する能力を増やす。優れた成人は常に知的活動に参加しており、相対的な認知機能低下から守られている。

BMJ. 2018 Dec 10;363:k4925